新茶の紅茶とガネッシュについて
ガネッシュオリジナルのシステム
株式会社ガネッシュは、ティー・テイスティングにより選出した各季節ごとの最も素晴らしい新茶の紅茶をインド政府管理下のティー・オークションで競り落とし、みなさまにお届けしております。
ガネッシュ創業1983年当時は、日本のみならず世界中で、紅茶は「ブレンドして初めて美味しく飲めるもの」と考えられていました。当時も現在も、様々な茶葉をブレンドし安定した味の紅茶を提供するのが紅茶業界の常識であり主流です。
しかし最高ランクの紅茶、特に新茶の中には、ブレンドしなくてもそれ単品で、大変に素晴らしい味と香りのバランスを持ったものがあります。
そこで、ガネッシュは、農園・収穫時期・品種・樹齢・加工方法等々により細かに分類された各季節ごとの新茶の紅茶を、ブレンドせずそのままにみなさまのお口へお届けする、というその当時世界で類のなかったシステムを作り上げました。
ティー・テイスティングと
ティー・オークションへのこだわり
ガネッシュは創業以来、インド・コルカタで行われている紅茶オークションに参加し続けています。
季節ごと数百種に及ぶ紅茶サンプルをガネッシュのティー・テイスターがひとつひとつテイスティングし、インド政府管理下の公式オークションにおいて、その季節最高の紅茶を競り落とします。
ティー・テイスティングの技術・感性は、新茶の紅茶の高い品質に直結する大変重要なものです。ガネッシュのティー・テイスターは、長きに渡る紅茶原産地での豊富な経験をもとに、みなさまに常に新鮮な驚きを与える香り高く芳醇な新茶の紅茶を選び続けています。
ガネッシュが、茶園からの直接買い付けではなくオークションにこだわり続けていることには意味があります。より多くの選択肢の中から最高のお茶を選んで提供するためです。
新茶の紅茶としてガネッシュが発売しているのは大きく2種類、ダージリン・ティーおよびアッサム・ティーです。この2種類の紅茶は、インドの国家機関である【Tea Board India】の管理下におかれており、すべての茶園は、Tea Board India主催のオークションに収穫量の25-30%を必ず出品しなければならない、と法律により定められています。
ですからこのオークションには、インド政府が公式に認める全ての茶園のダージリン・ティーおよびアッサム・ティーが集まってくるのです。
一方、紅茶の味は、土壌の微妙なミネラルバランスや気温・雨量・日照量・発酵その他の加工過程等に影響されて、短期間で大きく変化しますので、同じ茶園でも味や品質は決して一定ではありません。
そこで、ガネッシュは、特定の茶園からの直接買い付けではなく、最大限に幅広い選択肢の中からそのとき一番美味しい一番素晴らしい最高の新茶の紅茶を競り落とすことができる、ティー・オークションという方法にこだわっています。
ガネッシュが選び競り落とした紅茶は、船便で日本のガネッシュ業務部へ運ばれ、そこでパッキングされた後、みなさまのもとへ届けられます。
直接テイスティングし、自信を持ってお届けできる紅茶を選ぶこと。オークションで競り落とした後、ブレンドすることなく、そして中間業者を挟むことなく、直接みなさまへお届けすること。
テイスティングとオークションのもつ意義を考え、ガネッシュは創業以来このスタイルを貫いています。
一缶ごとの徹底した情報開示
ガネッシュは、新茶の紅茶一缶ごとに、農園名・品質(ランク)・オークション年月日、さらにはインボイス(現地から日本への送り状)ナンバーまでを明記した保証書を添付し、情報開示を徹底しています。
この姿勢は、まだ情報開示という概念が世に浸透していなかった1983年創業当初から、変わることなく貫かれております。
「最高品質の紅茶をブレンドすることなく新鮮な状態のままお届けする」という方法は、簡単なことのようにも思われますが、そう単純ではありません。内容を保証するものがなければ、なんの意味も持たないからです。
例えば、ダージリン・ティーという名前で日本および世界の市場に出回っているお茶の中には、ダージリン地方の茶園として政府に認められている茶園の紅茶ではなく、ネパールでとれた紅茶等も多く含まれています。そのパーセンテージはダージリン・ティー全体の30%、時には50%にも上る、というのがインド現地の紅茶事業者の共通意見であり現状です。
ガネッシュは、保証書によって、中身の正しさ(正しい表示=正しい中身)をお伝えいたします。
「本物」を裏付けるために積極的な情報開示を続けていくことが、お客様の満足に資することはもちろん、品質の維持・社内の業務姿勢を律することにも役立っていると自負しております。
原産地インドに深く根ざした
人的財産・文化的理解
ガネッシュは、紅茶の原産地インド、特にダージリン・コルカタ・デリーとの深い繋がりを誇りにしています。これは1983年の創業以前から育んできたガネッシュの人的財産であり、ガネッシュのアイデンティティーのひとつです。
現地の気候や政治的情勢を含む生の情報をリアルタイムに把握し続けることで、毎週行われるティー・オークションのうち、どの時期に最高の紅茶が出品されるのか等々を判断することが可能になります。
さらに、紅茶のみにとどまらずインドの文化的背景に対する深い理解を元に、皆様に紅茶・インドに関する総合的な情報を提供していきます。