街角の八百屋さん

文:ガネッシュ編集部 /写真:SorAsha

前回のコラムでお伝えした仕立屋さんと同じ歩道の上、木陰に店を構えるのがこちらの八百屋さん。
写真が斜めなのではなく、歩道全体が大胆に傾いています。

昔ながらの秤と錘(おもり)を使って、全て量り売りです。

トマト、生姜、にんにく、オクラ等は、日本で手に入るものとほとんど同じです。

人参は真っ赤で、金時にんじん(京人参)と似ています。

玉ねぎは基本的に紫玉ねぎです。白い玉ねぎが欲しい場合は、大きなお高めスーパーマーケットに行く必要があります。

一年を通してインド人の食卓に欠かせないキュウリ(写真中段左側人参の隣り)は、かなり太めかつ長めのナスくらいの大きさです。皮は硬いので剥いて使います。
どの家庭でも、剥いたキュウリを薄切りにしてレモンをたっぷりしぼったものを「サラダ」と呼んで食べます。
スパイシーでオイルたっぷりのインド料理が多いので、このキュウリサラダで口をさっぱりさせるというわけです。