2022年度夏茶
新茶の紅茶 発売決定
文:GANESH /写真:SorAsha
2022年11月14日月曜日より、 新茶の紅茶 “2022年夏茶”を販売開始いたします。
2022年夏茶ガネッシュ 新茶の紅茶 は
ダージリン CASTLETON キャッスルトン茶園 DJ253
ダージリン THURBO タルボ茶園 DJ327
アッサム NAGRIJULI ナグリジュリ茶園 EC331
ダージリン2ロット、アッサム1ロットを同時に販売開始致します。
今回2022年夏茶ダージリンについては、ティー・テイスティング時に珍しく当社ティー・テイスターの中で意見が割れました。
キャッスルトンDJ253/タルボDJ327ともに大変美味なことは間違いありません。意見が割れたのはその点ではなく、「どちらも」競り落とすか、あるいは「どちらか1つ」にすべきか、という点でした。
キャッスルトンDJ253は、当社 新茶の紅茶 ダージリン・リーフティー夏茶のまさに王道といってよい味・香り。夏の力強さをもつふくよかな香りと口中に広がる豊満なボディで安定の「最高に美味しいダージリン夏茶」です。
当社のテイスティングは当然ブラインド・テストで行っているわけですが、幾十ときに幾百のサンプルロットの中からほぼ毎回、当社ティー・テイスター全員に迷いなく選ばれるキャッスルトン茶園。この事実は、ティー・オークションで何度もワールドレコードを記録しているキャッスルトン茶園の世界的な名声を、極東日本から裏付けているかのようです。
さらに、キャッスルトン茶園は当社の創業者が株式会社ガネッシュ創業前にゼロから紅茶を学んだ茶園。その経験が現在当社ティー・テイスター全員の舌の礎となっていることの証明とも言えるでしょう。
さて他方のタルボDJ327。こちらはまるでエスニックな香水をうっすらまとっているかのような複雑な香りをもっています。実に爽やかでミンティー。味の印象も、舌にじっくり乗る甘みより口蓋に広がる爽やかさが勝ります。
インドから日本へ長旅の後、外袋は少々汚れて見えますが、これは主に印刷品質のせい……。
厚い紙製外袋の内側にはアルミが貼られており、中の紅茶は汚れや湿気からしっかり守られています。
THE 新茶の紅茶 をとるか、刺さる人にはたまらないであろう魅惑的な一品をとるか……!
嬉しい悩みの一方で、当零々細々企業を維持していく上でも外せない世の経済事情に目を向ければ、連日トップニュースを飾り続ける記録的な円安(オークションで競り落とした紅茶はドル決済です)。紅茶缶やアルミ袋、シール類その他包材等あらゆる製品の値上げ。
当社にとって決して追い風とは言い難い今の状況で2ロットに投資する余裕があるのか……。オークションの時間が迫る中、頭痛がするほど悩んだ結果、最終的に
「2つのまったく方向性が異なる美味しさをみなさまに飲み比べていただきたい」
という気持ちが勝ちました。
どっちも買っちゃった!
2022年夏茶 新茶の紅茶 アッサム・フラワーティーは、2021年秋に続いてナグリジュリ茶園。EC331が選ばれました。
ミルクティーにしてもストレートティーにしても、そしてぐつぐつ煮出して濃いエキスをつくりケーキやゼリー等に加工しても、抜群の安定感です。
アッサムの袋はダージリンの袋に比べて重い(今回は1袋24キロ)ので、扱いが少々大変。
というわけで、2022年夏茶、無事仙台本社に到着しております。
ここ1ヶ月ほど、「夏茶はまだですか?」というお問合せをたくさんいただいておりました。
急いで、でも確実に、ご準備します。
11月14日。あと1週間で発売です。
おたのしみに〜。