ガネッシュティーテイスターKの雑記帳
チャイの効果?私の実感

世界を騒がせているウイルス感染。予防にマスク・手洗いはもちろん大切ですが、ウイルスはまるで意志を待ってあらゆる隙間を狙い体内への侵入を図ろうかとしているかの様です。

ある報道では、インドの方は毎食カレーを食べているので、香辛料が体内で菌やウイルスの増幅を塞いでいるのではないか?インド人の感染数が少ないのはそのためではないか?と推測されていました。

スパイスの様々な効果はよく知られていることなのでこれにも一理あるでしょう。しかしわたくしは別の角度からインド人が菌やウイルスに強い理由を推測しています。

40年前。
わたくしはカルカッタ(現コルカタ)で暮らしていました。
その当時を振り返りながら思ったことがあります。

インド人が一日中飲んでいる熱く甘いミルクティー(チャイ)。
このチャイにこそ、インド人がウイルスや菌に強いという謎を解く3つの鍵が隠されている様な気がするのです。

 

インド人が好んでほぼ1時間置きに飲んでいるミルクティーの中身を紐解いてみると、、、、

新鮮な茶葉の紅茶(仮に茶葉の質は良く無い物でも摘み取り一年以内の新鮮なタンニンを含む紅茶であれば良いと思います)これを使うことが最初の鍵。

次にその新鮮な紅茶のタンニンとタンパク質である牛乳を一緒にしてしっかりと熱を加えること。

そして出来上がった新鮮なタンニンを含む紅茶にたっぷりの甘味を加え良くかき混ぜること。

 

これら3つの鍵により、単品で摂取する牛乳や単品で摂取する砂糖のマイナス点が消えることを、インド人は生活の中で無意識に体感しているのかもしれません。
新鮮な紅茶という触媒に、牛乳と砂糖が反応して出来たミルクティーを身体に取り込んだ時、なんらかの反応があり菌に強い飲み物となるのではないか、と、わたしは自らの体感により信じています。

更に、飲み続ける事で免疫力が強化され、菌に強い身体を作り上げているのでないかとも思います。

 

インド生活から始まった煮込んだミルクティーが、私のもっとも身近な飲み物として定着してから40年経ちました。
当時、インドの方と同じ様にかなりの杯数のミルクティーを日々飲みながらインドで暮らしていた頃、
「もっと砂糖を入れた方が身体に良いチャイになるよ」
と、勝手にカップに砂糖を入れられた事を懐かしく思い出します。

最初は頭で考えて砂糖=体に良くないという抵抗感があったのですが、甘いチャイを飲む事が習慣となると同時に、砂糖に対する抵抗感は私の頭の中から無くなり、ただただ美味しくって、心地良くって、現地の方と同じ様に日に10杯近いミルクティー(チャイ)を飲んでいました。

インドに滞在中すこぶる元気で過ごせたのはあの甘〜いチャイだったんだ!
驚きと共に新たな実感が身体の奥から湧き上がって来ます。

あらためてインドにおける紅茶と健康の密接な繋がりを感じ、皆様にこうして日本で新茶の紅茶をお届けできる事を誇りに思います。

昨今、日本では砂糖が毛嫌いされる傾向にありますが、糖分は脳の唯一の栄養源。
砂糖に抵抗がある方は蜂蜜などで代用されてみてはいかがでしょう。

今朝も、しっかりと水から煮込んだ新鮮な紅茶液に牛乳と豆乳を半分ずつ加え作ったミルクティーを作りました。カップに注ぎ、仕上げに最近お気に入りの蜂蜜を加えて飲みながら、こうした日々の何気ない習慣が強い身体を作ってくれると信じるわたくしです。