阿部耕也の紅茶日記
春茶の発売が8月だと変ですか。 6/20

6月末。この季節がまたやって来ました。
一年に一度、必ず言い訳じみた事を言わなくてならないのがこの時期です。
「今は何茶ですか?」
「秋茶です。」
「もう春茶が出ていますがガネッシュはいつから発売ですか?」
「8月になります。」
こんな受け答えが少なくても一日に一回はしなくてはなりません。
今やデパートや高級スーパーを歩いてみれば『新茶入荷!!』の文字が緑茶売り場だけでなく紅茶売り場にも確実に進出してきています。紅茶を季節ごとに楽しめることは雑誌等でも度々取り上げられ
皆さんが紅茶の新茶を待つまでになりました。私がインドで紅茶を学び始めた頃、紅茶はブレンドされて市場に出ているのが当たり前で農園別の味わいがあるなどおよびもつかないことでした。新鮮な紅茶の事も紅茶が季節ごとに摘まれて製品化されることも、まして、FTGFOP1等紅茶に品質(ランク)があることも何も知らされていませんでした。帰国後、そのことを一人一人に丁寧に伝えていったのが新茶の紅茶の始まりです。
今日では電話口から「ファーストフラッシュティーはどこの農園ですか?」「ティスタバレーの紅茶が欲しい。」など通を自認されている方もいらっしゃいますがそのような方は目隠しでティスタバレーのファーストフラッシュティーの味を当てられるのかな??と思ってみたりもします。とにかく最近はマニアが増えているようです。「一度私の所に来てダージリン全農園の紅茶を飲み当ててみたら・・。」とお勧めしたいところです。
この話はまだまだ続きます。また後日。

ガネッシュ新茶の紅茶の春茶が8月に発売される訳は

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