阿部耕也の紅茶日記
紅茶村塾 その2 4/10

 京都の紅茶村塾は只今開店に向けて準備しておりますが、当初手直しを余りせずに開店できそうに見えていたのが、よくよく調べてみると、過去に何度か改装を重ねているようで、その度に切ったり足したりした跡が店内のあちこちに残っているのでした。それを整理するだけでも大仕事。その上、せっかくの美しい並木や人通りが窓が少ないために店内からも外からもよく見えないのです。気がついたことですが、そう言えば窓を大きく外に向かって開けた店が京都には他の都市に比べて少ないですね。間口が狭くて奧が深い京都の家づくりは知るところですが、店舗もその例に漏れていませんでした。
そこで紅茶村塾は壁を何カ所か大きく開け、そこへ窓を取り付ける工事をすることにしました。ビルの強度の問題をクリヤーしなければならないので窓を後から取り付けるのは大変です。備品も半分は使えなく、特に椅子とテーブルはバラバラでこれまでの店の変遷を感じさせられました。
こんな問題もひとつひとつ解決しながら、4月20日に開店と決めて、只今急ピッチで工事が進められております。