阿部耕也の紅茶日記
2003年春茶 その2
さて、話を本題に戻します。4月21日に行われるインド政府公認の紅茶オークションの正式なサンプルティーはリストと共にカルカッタからDHL(国際宅配便)で送られ、私共の手元に4月16日に届きました。届いた日から4月21日のオークションが開催される前までにテイスティングを行い、競り落としたい紅茶を決定します。通常は水曜日か木曜日にサンプルが届き、届きしだいテイスティングを行い、遅くとも金曜日の夕方までには、私共の現地事務所へ競り落としたい紅茶と競り値の上限を決めて伝えます。
今回の場合は4月21日SaleNO.16のオークションでダージリンティーNAMRING茶園、出品番号EX08と、アッサムティーKOILAMARI茶園、出品番号C7を希望通り競り落とすことが出来ました。もし希望通り競り落とせなかった場合は、次週のオークション、そしてまた次週と続くわけですが、ひとつのシーズンは3週間程で摘み取り加工が終了するので、競り落とせるまでは気を抜くことが出来ません。