阿部耕也の紅茶日記
『小さな喫茶店を開こうよ』 その2

『小さな喫茶店』とはスッタフが何名位で、お迎えするお客様は何名位のサイズなのでしょう?例えばスタッフがオーナーでもお客様が1日に1人では成り立ちません。では1人で20名様と想定してみましょう。2人なら40名、3人で60名様。4人でお迎えするなら・・・・こんな風に単純に式が成り立たないのはもちろん分かっておりますが、どこまでが『小さい』と呼べるサイズか?数字から見えてくる事って結構、的を得ている事が多いように思います。
「自分はこう考えているから・・。」を大切に、しっかり考え抜いてスタートすればお客様は1日に何名でも構わないのです。しかし、『考える』事をせずに「来ていただければ幾らでも多い方が幸せ!」では開店から間をおかず「お客様が来ない。経営も苦しい。」という当然訪れる壁が目の前にそそり立つでしょう。つまり、目標数字の表側も裏側も全ては貴方自身がこの『小さな喫茶店』を通して「何を表現しようとしているのか、何を得ようとしているのか」を写し出す鏡なのです。物を売る業よりも生きる姿勢がより一層問われるのが、この喫茶業というものです。「儲かる」「儲からない」の場ではなく『小さな喫茶店』は『人生修行の場』位に考えてみて下さい。