阿部耕也の紅茶日記
岡山レポート No.1

1ヶ月遅れのレポートになってしまいました。この間、「岡山」の2文字が私の頭から離れずにおりました。多くの要件が同時に進行し、引っ張り合ってくしゃくしゃになりかけてました。こんな時は絡み合った糸をそっとほどくようにする事が有効です。幸いこぶにもならず、切れることもなく、きれいにほどけたところです。これから先の光りも見えてきたので、ここでこれをご覧の皆様へ一区切りの報告をする事に致しました。
『小さな喫茶店を開こうよ』は私が思うまま書き始めた店作りの私なりの考え方でしたが、「岡山はどうでしたか?」というご質問をたくさん頂いて、この日記を興味を持って見て下さっている方が多くいる事を実感しました。
では岡山で何があって、この先どうなっていくのか?少しずつレポートしていきたいと思います。私が岡山を訪ねたのは5月15日から18日までの4日間でした。依頼の趣旨は1.『店作りに対する自分の気持ち、考え方を聞いて欲しい。そして、私がどう考えるか意見を聞きたい』2.『店を作りたい候補地があるのでその物件を見て欲しい。そして、その査定を聞きたい(知りたい)』というものでした。この依頼者はNさん。1969年生まれ。女性。倉敷市にお住まいで、現在はお勤めをしています。これらの文章はNさんご本人にも事前にお見せしてHPで公開することを含めて了解を得ております。HPに載せるに当たって失礼ながらNさんに年齢を尋ねたら「何もこだわることがないから・・。」と応えて下さいました。

今、岡山でのティールーム作り計画は現在進行中です。これが無事開店にこぎつけるとも、途中であきらめる事になるとも、どちらとも断言は出来ないことですが・・・。

 

「題:スリーサイズはご勘弁だぁ!」
1969年7月21日生まれ。アポロ11号が月面着陸した日です。みんなTVを見たかったのに、私が生まれてくるので見れなかったと言っていました。時々月に帰りたくなるのは、このせいかもしれません。」

 

ちなみに何故皆さんにこのようなレポートをするのかという理由ですが、それはお店を作ることに憧れたり、あるいは必要に迫られて作ったり、引き継いではみたが心ならずも店を閉じてしまう方が多いからです。そうなる前、否、イメージを膨らませる前からこの別名『勝手に心配しています講座』を通して、店作りのあれこれを多角的にイメージして頂ければ幸いと思ったからです。
さて、この様にHPを通じて多くに方々にこれから実際に開店までのプロセスを全てお見せすることは私にもご本人のNさんにも大変プレッシャーの掛かる事ですが、見られていること、否、それ以上に積極的にお見せすることで緊張感が維持できるというメリットも発生します。
では、岡山でどの様な動きがあったのかをお伝えする前に、次回は2002年4月の出会いに遡りたいと思います。今回の主人公であるNさんが岡山から仙台に来られて紅茶講座(スーパーバイザー講座)を受講されてから今日までのやりとりです。これを読まれれば今日までの動きがより明確にお解りいただける事でしょう。