阿部耕也の紅茶日記
岡山レポート No.6

Sent: Wednesday, May 22, 2002 4:42 PM
Subject: Re: 家族会議。

阿部耕也紅茶研究所 阿部耕也 様

昨日はお電話頂き有難うございました。

家族会議以降、家族とはうまくコミュニケーションを取ることが出来ず、会話のない日々が続いています。
すべてクリアに理解してもらうことは難しいけれど、何か手立てはあるんじゃないかと思っています。
それに向けて考えているところでもあります。
これからの人生、こんな山がいくつもあるんだと思って、真面目に正面から急な坂を登るのではなく、ちょっとズルをして、回りの低い平野をいくのも手段でしょうか。
自分も考えを変えれない分、相手も考えを変えるのは難しいことです。
ここまでお互いに意見をぶつける事など無かったので、いい経験ですね。
そのあと、どう考えどう動くか、私なりに考えてみます。    

会話の無い状態はひとつ屋根の下に集う者にはあってはならない事です。互いに分かっていながら会話にならない理由はコミニュケーションの問題ではなく、自分自身の考えがまとまらないからです。「まずは自分を見つめ直す事から始める時期だったのだなぁ」と今になって思っています。

 

送信日時:2002年5月24日 18:16
件名:Re:昨日は失礼致しました。
      
N 様

先頃は極端なプランをご提案しましたが、半分、本気です。
人生、それ位柔軟に対応されたらいかがと思いました。
昨晩お電話差し上げましたが、あいにく留守TELでした。
私が言いたかったことは『普通』という言葉の解釈です。

対岸では、『夫という主人に支えられる事、喫茶業を水商売と捉えている事、そしてそれが仕事としては成立しないのではないかと思うこと』が普通でも、こちら側では『個人も家庭も仕事も大切に考え、喫茶店の主人として店を切り盛りしてお客様の信頼を受けながら金銭面でも充分満足出来る仕事として成り立たせている』のが普通であるのです。
この様に『普通』を広く捉えて欲しくてNさん直接声を交えて話したかったのです。

阿部耕也