阿部耕也の紅茶日記
『小さなティールームを開こうよ』その15

「今日は雨だからお客様がいらっしゃらないなあ」
「今日は風が強くて、これじゃあ家で過ごす方がいいだろうなあ」
「この大雨!あきらめよう」
「ふぅ、今日はなんて暑いんだ!(寒いんだ)」
「学校が休みになるとお母様方がいらっしゃらない」
「今日は・・・今日も・・どうして・・あ~あ」
お客様がティールームにいらっしゃらない理由は山盛りです。
おっと、人の気配が・・。こんな大雨の日に『感謝!』

さて、話は変わって
魚釣りをされたことはありますか?
趣味の中でもこの毒の強さは半端じゃないようです。釣りたい魚や釣りをしたい海や湖、川の事がいつも頭から離れないようです。毎夜の夢に出てくる等当然!竿や釣り糸など諸々の道具を買い揃え準備万端、仲間と釣り談義に花を咲かせる日々。そして釣り当日、朝日が昇る前には釣り場に到着。準備完了!天気上々!大漁の予感でいっぱいです。
さて、結果の方は・・「本日の釣果は・・ゼロ」これが釣りの実態です。これを釣り人は悲惨に受けとめるでしょうか?答えは「NO」。相手が自然だから、魚だから仕方ないよって次の週に釣り糸をたれる自分の姿をもう思い描いているのです。果たして次の週が雨でも風でもとにかく釣り場までは行って様子を見ないと落ち着かない、あきらめ切れないのが『釣り馬鹿』と称される誠に愛すべき人々なのです。
私の言いたいことはこれだけです。
『魚の心はわからない。まして人の心はもっと・・???』