阿部耕也の紅茶日記
アッサムティー 2006年秋茶
今回のアッサムティーの茶葉はタンニンの力が凄く強くて、脱脂力がいつもの茶葉より強い為、時折カップに注いだミルクティーの表面に『マク』が貼ることがあります。
普段私共はミルクティーを立てる時、沸騰させたら一呼吸(30秒から1分)おいて鍋の表面に膜が張ったら(貼らないこともあります)茶こしを使ってカップに注ぎます。そうしますと、茶殻と同時に乳脂肪の固まりもきれいに漉すことが出来、カップに注いだあとは膜ができません。
ところが2006年アッサム秋茶はカップに注いだあとにももう一度膜が張ることが多いようです。これはタンニンが強いのが原因ですので、これまで使っておられた茶葉の量よりも2割ほど少なくして立ててみて下さいませ。それに味も水色も濃く出ますので、茶葉の量を減らした方が、喉ごしのよい美味しいミルクティーが出来上がるようです。
アッサムをストレートで召し上がる方はもっと茶葉を少なくして立ててみて下さい。